クマから農地を守りたい!
クマ対策
イノシシよりも大きな個体が多いクマ対策では、60cm、3段が標準。クマ密度が高い場所では、1段で良いので、外側にもう1重電気さくを張ることで防除機能がアップします。
標準ポール長さ | 1.2m |
---|---|
杭間隔 | MAX4m |
クマは体も大きく(ヒグマだと400㎏超も!)、電気柵などでは太刀打ちできない、と思われるかも知れません。しかし、実際にはクマ対策は電気柵一択といっても良いのが実情です。金網などではよじ登ってラクラク乗り越えてしまいます。一方、実はイノシシやシカ以上に電気柵が効果的な対象がクマだ、ともいえるのです。それは、ヒグマの掌には、蹄に比べてはるかに通電性の良い肉球があるからで、電気が地面に抜けやすいわけです。
ワイヤーの高さですが、イノシシ同様、下からの侵入を試みるクマに対しては、イノシシに近いデザインになります。具体的には、身体の大きさもあるため、GLから20-20-20(30)程度の60~70㎝程度の高さがあれば十分で、やはりイノシシ同様、最下段の高さが重要です。
キャンプ場や宅地と森林の境界など、クマの侵入に対してより確実性が求められる場合については「人と野生動物の軋轢を減らしたい」もご参照ください。