獣害対策
野生動物(鳥も!)から田畑を守りたい、道路等への野生動物の侵入を防ぎたい
野生動物は警戒心の強いものが多く、いつも侵入していた場所に何らかの変化があれば、少しの変化でも侵入を躊躇することが頻繁に観察されています。ロープを張っただけで、あるいは「進入禁止」の札をあちこちにぶら下げただけで、シカが来なくなったという話も耳にするほどです。では、「ロープを張ればシカを防除できる」と言っていいのでしょうか?
実は、ロープだけでシカの侵入が止まったとしても、それは一時的なことであり、動物側も安全だとわかってくれば再び侵入してくるので、継続して農作物を守ることはできません。
防除柵以外では、忌避剤や、音・光などによる威嚇なども行われますが、継続的な効果という面からはやはり防除柵が必要です。防除柵の種類は、金網(フェンス)、溶接金網、電気柵、樹脂(繊維)ネット・漁網、シート柵、トタン柵など様々です。また、対象となる獣種によって効果的な柵のタイプや形が違ってきます。例えばシカ用に高い柵を設置しても、クマなら乗り越えてしまい、猿なら網目を潜りぬけてしまう恐れがあります。イノシシ用に張った電気柵は、シカなら難なく跨いでしまうかもしれません。
ここでは、未来のアグリが取り扱う野生動物の防除柵の種類と、対象動物ごとの防除方法とその施工動画、ちょっと変わった(一歩進んだ)対策を紹介しています。